ペンシルバニアから帰宅した翌日、
あちらで素敵な母の日を過ごさせていただいたのに、
マイケルと子供たちは、ワンダと私のために、
母の日のパーテイーを催してくれた。

 

 

少女たちは庭の花を摘み、
芝生に座って髪飾りを編んだ。
六歳の五女は、私にだと言って一生懸命コサージュを作っている。
長女たちは、ケーキを焼いている。

 

幼い頃、レンゲ畑で叔母が冠を作ってくれた想い出は、
未だ私の胸に鮮やかで懐かしく、
子供心にもよほど嬉しかったのだろう。
女の子は、きれいなものが大好きだ。

 

 

そんな想い出が、この歳になって、この異郷で
また重なるなんて想像だにしなかった。
プリンセスが二人、
華やかな百本のバラでもかなわない、
晴れやかでうれしいサプライズ。

 

 

去年は家族に心配事があり、ついつい心労が重なり
脱毛症になった。
あの時、今日の日を予測出来ただろうか。
人生の扉は、きっと誰にも見えないのだろう。
試されている自分に負けないで、力一杯生きることが大切なのだと、
子供たちの笑顔に癒されながら、しみじみ思う私だった。

 

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