図書館への道すがら、思わず車を路肩に止めカメラを取り出した。
オハイオの小さな田舎町、風になびく星条旗が美しい。

 

同時多発テロが起こる前の平和な時代。
メモリアル・デーの休日で家族旅行で出かけたニューヨークの
世界貿易センターで見つけた日の丸の旗。
世界の国旗がはためく中で、それを見つけた時の子供のような感動。
外地で暮らしていると、なぜか不思議とアイデンテイを意識する。

 

私の亡き父は、祝日お正月といえば必ず玄関に国旗を掲げていた。
しかし、今日では住宅街でそのような光景を見ることもなくなった。
が、このような国は珍しいと思う。
自分自身を愛さずして他人を愛せないように、
母国を愛さずして、他国を愛せないと思うから。

独立記念日の七月四日の星条旗は、町中に止まらず、
ユーモラスなTシャツや小物、生活用品に至るまであって、
人々の愛国心は微笑ましく爽やかだ。

 

そんな楽しい光景を眺めながら、
内面的及び知識や経験と云った面に於いても
日の丸と星条旗、その両国に育まれた自分が今ここにいると思えたのだった。

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