あいにく結婚式は、雨模様の肌寒い一日となった。
けれども、野外での挙式は雨に濡れた新緑が艶やかで、
紅すらひかない花嫁エリザベスは、
手作りの花冠のように初々しく美しかった。

 

伴侶を見つめる花嫁の瞳は、信頼に満ち溢れ、
未来の希望に輝いているようで、
参列者の心を和ませたのは言うまでもない。

 

フランスやハワイの、雨の日の結婚式の言い伝えのように、
きっと二人は、素晴らしい家庭を築くことだろう。

カナダへと新婚旅行に旅立つ新郎新婦を見送りながら、
心うれしいお祝いの席の余韻を残し、
これぞ親の本懐と、馥郁とした慶を味わい淡い夢を重ねた。

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