ジャーマン・バプテスト教会で、
一家の友人夫妻の息子さん二人の洗礼式があり参列した。
教会が満席になるほどのお祝いに駈けつけた人々の数に圧倒された。

敷地内にある小さな池は、清らかな泉が湧き出ている。
二、三年前までは、神聖な儀式の撮影はご法度であったらしい。

 

幸運をありがたく思い、最初は人々の円陣に控えていたが、
ついついアングルを求めるうちに、
人々を背に、儀式の至近距離まで歩み寄っていた。

 

ひたすらファインダーを覗く異邦人の私は、
どのように人々の目に映ったことだろう。

 

しかし、儀式が終わり、ミニスターがいらして下さり、
プロジェクトの趣旨にも頷かれ、
教会の歴史や泉のことなどもお話し下さり、
『地下室に美味しいデイナーが用意されていますから是非どうぞ』と
笑顔を返された。

そよ風が感謝の気持ちをそっと包むような、
清々しい夏の宵だった。

 

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